2019年6月6日木曜日

アタテュルクの家の博物館

カイセリで訪れるべき場所の1つに「アタテュルクの家の博物館」があります。この博物館は歴史的なイマムザデ・ラシット・アガ邸宅(İmamzade Raşit Ağa Mansion)を修復して作られました。19世紀に建てられたオスマン時代後期建築の特徴を持つ古いトルコの家です。それはカイセリの中心メイダン(Meydan)の近くにあります。



イマムザデ・ラシット・アガ邸宅は、カイセリの美しい家の一つです。そして、1919年12月19日、20日のカイセリへの初訪問時にアタテュルクがここに滞在したことが特に重要です。このため,1976年にこの大邸宅は保護すべき不動産として登録されました。1983年に修復工事が完了し、訪問者に開放されました。その後博物館の2階は再編されて、1998年12月19日に再び開放されました。

博物館外観
 

イマムザデ・ラシット・アガ氏

1階は3つの部屋とキッチンで構成されています。左の最初の部屋は「家の歴史の部屋」という名前がついています。家の歴史と博物館になるに至った経緯に関する情報が展示されています。

(家の歴史の部屋)

右の最初の部屋は「アタテュルクの人生」という名前がつけられています。幼児期から人生の終わりまでのアタテュルクに関する情報が展示されています。



(生涯の記録が展示されている)

右の2番目の部屋は「アタテュルクのカイセリ訪問の部屋」という名前がつけられています。部屋にはアタテュルクのカイセリ訪問に関する情報が展示されています。




(訪問の部屋の様子)

博物館の入り口には2階に続く木製の階段があります。


(木製の階段) 

2階にはサロンと4つの部屋があります。左の最初の部屋はアタチュルクの寝室です。ベッドといくつかの家具があります。

 (寝室)

左の2番目の部屋には3つの像があり、真ん中にある像はアタテュルクの像です。これは、アタテュルクが新しいアルファベットについて説明を聞いているときのシーンを表現しています。


 (新しいトルコのアルファベットを紹介する写真)

右の最初の部屋はゲストレセプションルームです。部屋の中に100年前の家具があります。


(レセプションルーム) 

 (レセプションルームにある暖炉)

右の2番目の部屋はアタテュルクの作業室です。部屋の中には貝殻で装飾された家具があります。



 (作業室の様子)

サロンには像のコレクションがあります。当時の著名な政治家とアタテュルクの像です。さらにアタテュルクのピアノといくつかの古い家具があります。

(アタテュルクと政治家の像)


(家具とピアノ)

アタテュルクはギリシャで1881年に生まれ、軍の学校に入りました。数年のうちに彼は軍の指揮官となり、その後政治指導者となりました。

アタテュルクはトルコ近代史における最も影響力のある人物のひとりです。彼はオスマン帝国の残った領土に建てられた現代トルコ国家の創設者と考えられています。彼は多くの改革を行いました。特に、1928年にアラビア文字の代わりにラテン文字を使用しました。アタチュルクは短期間に新しい国家を建設するという彼の夢を達成しました。

この博物館はカイセリの数少ない古い建物の例の1つです。カイセリに来たら,絶対訪れるべきです。

開館時間
・冬期:火曜~日曜
(08:00-12:30) (13:00-17:00)
・夏期:火曜~日曜
(08:00-12:30) (13:00-19:00)

閉館日: 月曜日。
料金: 無料。

マイス・マラトク

0 件のコメント:

コメントを投稿

はじめまして

みなさん、こんにちは! 私たちはトルコの真ん中「カイセリ」という街にあるエルジェス大学で日本語を勉強している3年生です。 このブログは日本人や日本語を勉強しているみなさんに、あまり知られていないカイセリについて知ってもらいたいと思って作りました。 私たちはカイセリの...